債務整理には主に自己破産や個人再生、任意整理と3種類あります

莫大な借金を背負い返済困難な人には自己破産がお勧めです

会社を経営していたり、個人事業でビジネスをする場合には、個人保証をつけたうえで数千万円や数億円の借金を抱えるケースも珍しくありません。

そして、ビジネスが不調に陥った場合には資金繰りが困難となり、ついに金融機関への返済を延滞してしまうことがあります。このような場合は、債務を再編しても残った債務を完済できる可能性は低いです。そのため、多額の債務を抱え、返済を継続することが困難となった場合には、自己破産を裁判所に申し立てることをお勧めします。

自己破産をすることのメリットとしては、裁判所に自己破産を申し立てた時点で、金融機関などからの債権者からの取り立て行為がストップすることです。そして、裁判所から免責が認められれば借金返済を免除され、債務残高が0円となるのです。

デメリットとしては、当面の生活費以外の資産をすべて手放す必要があることが挙げられます。また、信用情報機関のブラックリストに登録されるためクレジットカードを使用できませんし、金融機関から新たな借金もすることができなくなることが挙げられます。

主な借金が住宅ローンの人には個人再生がお勧めです

多額の借金を抱えて返済が困難となった人のなかには、借金の大部分が住宅ローンであり、住宅ローンの返済が困難となり、ついに滞納してしまったという人もいらっしゃると思います。そして、債務整理が必要であっても、絶対に住宅を手放したくないという人も多くいらっしゃると思います。

そのような方には、個人再生という債務整理の方法で、住宅ローン特則を利用されることをお勧めします。すべての方がこの住宅ローン特則を利用できるわけではありませんが、住宅ローンの返済期間を延長することによって毎月の返済額を軽減することが可能です。

例えば、住宅ローンの返済期間が20年間という方の場合は、返済期間を25年に延長することによって、毎月の住宅ローン返済額を軽減させることが可能となります。

個人再生の住宅ローン特則については、住宅価格が高騰している景気の良い時期に住宅を購入してしまった人が、利用する傾向があります。不景気になって給料が減ったことにより住宅ローンの返済が困難となってしまうケースが多いです。

しかし、個人再生には住宅ローン特則がありますから、住宅を手放すことなく債務の再編が可能です。まずは弁護士に相談されることをお勧めしたいと思います。

ショッピング等で数十万円の借金を抱えた人には任意整理がお勧め

クレジットカードを使って数十万円分ものインターネットショッピングをしすぎてしまい、翌月の口座引き落としにお金を用意できず、クレジットカード会社から返済を督促されている人は多くいらっしゃると思います。

また、クレジットカードのリボルビング払いで多額の買い物をしてしまい、ついに雪だるまのように債務残高が積みあがってしまい、返済困難に陥ってしまった人もいらっしゃると思います。

このような方に対しては、債務整理の方法として任理整理をお勧めしたいと思います。任意整理であれば、自己破産のように、借金返済のために持ち家や所有している車などの換金可能な資産を手放す必要はないというメリットがあります。

任意整理は、弁護士とクレジットカード会社など金融機関との間で交渉をおこなってもらい、双方が任意整理について合意することが必要です。任意整理は裁判所を通さない交渉ですので、数ヶ月間時間を要する必要はありますが、双方が合意できれば3年間で債務を無理なく完済できる範囲まで、債務を圧縮してもらうことができます。

数十万円から数百万円の債務を抱えてしまい、返済困難に陥った場合には任意整理について弁護士に相談されることもお勧めしたいと思います。